8/11から始まった約2週間の会期が終了しました。コロナ禍の中、お運びいただきました皆様には心より感謝申し上げます。

個人的には、大きな転換点となった展示でした。

いつもはこの時期に院展の大作を制作しており、季節の移り変わりや周りを見る余裕もなく、あっという間に夏が過ぎていきました。

今夏はその院展をお休みして取り組みましたが、比較的得意な小品に全力を注ぐことができ、充実した時間を過ごせたと感じています。

そして…作家としての自覚も芽生えた展示でした。人に見られることの大切さやこれからの方向性が少し見えた気がします。

まだまだ課題は山積みで、描かなければならないものもたくさんあります。しかし、この展示で、一番大切な「絵が好きな気持ち」を再確認できたように思います。

とりあえず、また紙とパネルを用意して、再び制作に取りかかっています。

今後とも、温かく見守っていただければ幸いです。

若鍋翠

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